用意する物
- AkaDako探究ツールまたはタコラッチ(以下、探究ツールとして解説)
- 1個
活動
AkaDako探求ツールの気圧センサーとAkaDakoグラフを使うと、気圧の変化を可視化することができます。
■高さと大気圧(教室での実験)
- AkaDako探究ツールをPCに接続する。
- アプリを起動。
- 右上の「接続する」をクリック。
- グラフ左上のセレクターで「3.気圧[hPa]」を選択。
- グラフ中央上のセレクターで計測の間隔を「1秒」にする。
- 「▶(スタート)」ボタンを押して計測を開始。
- まず、AkaDako探求ツールを床に置き、床の高さの気圧を測定する。
- 次にAkaDako探求ツール頭の高さまで持ち上げ、頭の高さの気圧を測定する。
- 次に、椅子または机にのり、AkaDako探求ツールをできるだけ高い位置に持ち上げ、気圧を測定する。
- 測定が終わったら、停止ボタンを押す。
- 画面のスクリーンキャプチャを撮り、共有し、考察する。
- CASIOの気圧から標高を計算できるサイトにアクセスし、海面気圧に床の気圧、現在地の気圧に頭の高さの気圧を入力すると、背の高さを算出する事ができます。(※かなり低目に出る事があります)
■高さと大気圧(校舎内での実験)
- AkaDako探究ツールをPCに接続する。
- アプリを起動。
- 右上の「接続する」をクリック。
- グラフ左上のセレクターで「3.気圧[hPa]」を選択。
- グラフ中央上のセレクターで計測の間隔を「1秒」にする。
- 校舎1階の階段下に移動する。
- 「▶(スタート)」ボタンを押して計測を開始。
- 1階からゆっくりと階段を上る。
- 階を1階上がるごとに、30秒ほど立ち止まる。
- 最上階に着くまで続ける。
- 最上階から、またゆっくりと階段を下る。
- 階を1階下がるごとに、30秒ほど立ち止まる。
- 測定が終わったら、停止ボタンを押す。
- 画面のスクリーンキャプチャを撮り、共有し、考察する。
■高さと大気圧(外部施設)
- 測定しながらエレベーター・エスカレーター・ジェットコースター・観覧車に乗ると面白いグラフを描く事ができます。
先生へ
■本実験の位置付け
- この実験は、中学校学習指導要領に記載されている2分野の内容(4)(ア)「気象観測」に関する学習で利用することが想定されます。
- 内容の取り扱いの記載「また、気圧を取り上げ,...大気圧の実験を行い,その結果を空気の重さと関連付けて理解すること」に関連します。
- 学習指導要領解説で記載されている記述「校外学習などを利用し,携帯気圧計(高度計)による大気圧測定などを通して,大気圧は,高度によって変わることや同じ観測点で あっても時間とともに変化することを理解させることも考えられる」に関連する実験として位置づけられます。
■AkaDako探求ツールを使うメリット
- 「気圧」のデータをリアルタイムで記録し、変化を可視化できる。
■授業を行うに当たっての留意事項
- 椅子や机に立つ場合は、安全に気をつけてください。
■関連する学習指導要領解説の記載
■関連する各教科書での指導計画
- 東京書籍中学2年「気象の観測」第2節大気圧と圧力
- 大日本図書中学2年「気象の仕組みと天気の変化第2章気圧と風」
- 学校図書中学2年「天気とその変化第1章 大気の性質と雲のでき方」第1時
- 教育出版中学2年「気象とその変化 1章気象の観測
- 啓林館中学2年「地球の大気と天気の変化 第1章 地球をとり巻く待機のようす
「こんな教材を開発して欲しい」「オフィシャル教材のここを改良してほしい」等御座いましたら、お気軽にご意見を頂ければ幸いです。